碇シンジ～オゾンマリン～
トップノートは、淡く光るようなベルガモットとグレープフルーツが、
そっと立ちのぼり澄んだ空気の中に、触れればほどけそうな微かな
輪郭が浮かびあがります。ミドルノートでは、オゾンマリンの清涼な
気配が水面を滑るように広がり、マリンフローラルや熟れきらない
果実のニュアンスがそっと重なって、静かな波のように、心の奥の
さざめきを呼び覚まします。ラストノートは、パッチェリとウォータリー
アンバームスクの音もなく包み込むような柔らかな余韻が残ります。
内に揺れる静けさと、かすかな光をたどるような、繊細な移ろいの
香りです。

綾波レイ～ホワイトフローラル～
トップノートは、澄みきった水面にそっと触れるように、アクアとフリージアがやわらかく広がり、静かな空気の中に、淡く揺れる気配を残します。
ミドルノートでは、ミュゲやジャスミン、リリィの花々が重なり合い、
清らかでどこか儚げな余韻を描きながら、静かに満ちていきます。
ラストノートは、サンダルウッドとムスクが音もなく溶け合い、
やわらかく包み込むような温もりを残します。透き通る静寂と、
淡く消えゆく余韻をたどるような、儚い透明感のある香りです。

式波・アスカ・ラングレー～ベリーローズ～
トップノートは、ベルガモットのきらめきと、トマトグリーンや
ヴァイオレットグリーンの鮮やかな香りが弾けるように広がり、
みずみずしくも凛とした存在感を放ちます。ミドルノートでは、
ローズをベースにクローブのほのかな刺激と、ストロベリーや
ラズベリーの甘酸っぱさが重なり合い、鮮烈でありながらも、
どこか揺らぎを感じさせる余韻を残します。ラストノートは、
ウォータリームスクとスィートウッディアンバーがやわらかく溶け合い、
力強さの奥に、静かに燃えるような温もりを残します。
鮮やかな情熱と、揺るぎない芯を秘めた、力強くも奔放な香りです。

真希波・マリ・イラストリアス～フルーティムスク～
トップノートは、ベルガモットにゴールデンパイナップルやパッション
フルーツの陽気な甘さが重なり、軽やかに弾けるような輝きが空間を
照らします。ミドルノートでは、マリンノートがそっと風を運ぶように香り、

ジャスミンやマグノリア、ミュゲのやわらかな花々が、その後を追うように静かに広がります。ラストノートは、ウォータリームスクとスィート
パウダーがゆるやかに溶け合い、無邪気さの奥にひそむ、どこか温かく
満ち足りた余韻を残します。軽やかな遊び心と、柔らかな神秘を
まとった、自由に満ちる香りです。

渚カヲル～シトラスウッド～
トップノートは、ベルガモットとスィートライムがやわらかく広がり、
澄んだ空気の中に、静かな微笑みのような明るさを残します。
ミドルノートでは、ラベンダーやミュゲ、ローズゼラニウム、ジャスミンが穏やかに重なり、そっと寄り添うような静けさと、ことばにならない
あたたかさが広がっていきます。ラストノートは、セダーウッドとホワイトサンダルウッドにラグジュアリーアンバーが溶け合い、遠くにいても
ぬくもりを感じさせるような、深く優しい余韻を残します。静けさの
奥にあるまなざしと、触れた心をそっと癒すような、穏やかな包容の
香りです。